32歳で結婚式を挙げた僕が結婚式について思うこと
こんにちわ。
ついに僕もこんな日が来るなんて、一体誰が想像したでしょうか。
友人知人の中で結婚できない男ランク上位いたこの僕が。
そんな僕がどのような経緯で結婚する事になったのかは割愛し、題名の通り『結婚式を挙げる』事について綴っていこうかなと思うわけであります。
【PR】
まずは結論。
結婚式は大なり小なり挙げた方が良い。
ということで語っていきます。
結婚式のイメージからお話ししていきます。
正直このご時世ですから、何百万円かけて式を挙げる事にメリットなんて感じていませんでした。
最近は『低予算で挙げる式』みたいな商品をたくさん見ますが、それでもそこにお金をかけるなら、何かプレゼントするとか、一緒に旅行するとか、うまい物食べに行くとかしたい派でした。
また、朝から晩まで働いている中で、そして数少ない休みの中で準備をしていかなきゃならん。
人を招待する以上やるなら『来てくれた人に満足してもらう』という長年サービス業界で刷り込まれたマインドが僕を結婚式から遠ざけます。
めんどくさい と。
あとは準備中にモメるとかイヤだし。
それがなぜ『挙げた方がよい』と覆ったのか。
当日来てくれた人達を見て、いきりなり感動する
ほんとにね、感動しますよ。
自分の為に、わざわざ時間を作って足を運んできてくれるわけですから。
さらにご祝儀等お金を払うわけですよね、決して安くない額の。
『僕の為に来てくれた』というのがポイント。
サービス業マインドの僕は心が震えましたね。
そしてその後緊張が僕の全てを支配していったわけすが(汗)
挙式よりは披露宴で感動する
挙式は極度の緊張と素面の為、何かを洞察したり感動したりという余裕はありませんでした。只々今をこなしていく事のみ。無事に終わってくれと。
この時の記憶、正直飛んでます…えぇ…
しかし、その後の披露宴では少なくとも乾杯のお酒は飲みます。
これが自分の中の空気を変えます。
極度の緊張+すきっ腹+喉カラカラ=一瞬で酔う
僕はこの図式が成り立ってしまったのですよ。
アルコールってすごいですね。
1分前まで頭真っ白だったのが、急に視界は広がり、心に余裕ができ始めます。その場を楽しめるようになります。
そして30才超えてからの涙もろさが、心のアンテナの感度を高めるんですよ。
- 久々に会った親戚や従妹達の交流
- 昔の部下、昔の上司が久々に顔を合わせ、テレながらも談笑している姿
- 嫁グループを見て、いかに嫁が愛されているかを知ることができる。
- 今の仲間達の楽しげな笑い声
それらを見渡せるわけです。
『あぁ、大好きな家族や仲間たちが一堂に会して笑いあう』
それがこんなに幸せな事なのかと実感します。
そりゃもうなんだかウルウルきちゃいます。
【PR】
そして自分の人生を振り返り、気付きを得る
中盤から終盤にかけてはもう緊張のキの字もありません。
感動的に作られたVTRや余興を経て、会場の空気も楽しみと感動に包み込まれ、お酒の力で会場全体の笑いのハードルと涙腺は激低となっています。
さらに自身はゲスト達との思い出をきっかけに人生を振り返り始めます。
生まれてから32年、社会に出てから10数年、僕はたくさんの人に愛され、助けられ、支えられて生きてきたのだと気づきます。
そして人生の中で特に起点、転機に関わった人達を招待したのだと気づきます。
歩んだ人生が間違っていなかった。自分の人生が本当に幸せなものだったのだと気づき実感します。
もし仮に僕が20代で式を挙げたなら、このように振り返ることはないでしょう。
振り返るほど積み重ねてませんから。
そして愛され、助けられ、支えられていることに気付かなかったでしょう。
若さゆえにただその場を楽しんでしまうから。
エンディングで自分がどれだけ家族を大切にしているかを知る。
エンディングでは、両親に対して様々な思い出と共に『ありがとう』が自然に浮かんでくる。
特にヤタ家では長女を亡くしているので、両親がどれだけ絶望していたかを知っている。
その苦しみから少しでも解放してあげたい、少しでもポジティブな未来を見させてあげたいと強く思っていることに気づきます。
そして久しぶりに、近い距離で顔を合わせた為、現在までの記憶に刻まれている親の顔が今の親の顔と違うことに気づきます。
あぁ…歳とったな。こんなにも弱々しかたっけ?と。
このまま自然の摂理でいけばそう遠くない将来最後の別れが来る事を悟ります。
もっと笑顔になってほしい。
僕が笑顔にしなきゃなと。
心でそう誓いながら大泣きしていました。
この瞬間、自分がいかに家族を大切に想っていたのかを実感したのです。
全てが終了したら、嫁がさらに愛おしくなった。
まぁ約半年前から準備を始め、やっとこさ終えた時のやりきった感と達成感、解放感はハンパねぇっすよ。
そしてそれを共有して同じような感覚に陥っている嫁を抱きしめたくなる。
たぶん、嫁さんもそう思っていたんだと思います。
お互いが目を見て話す機会の多い事。
そして自然にお互いを気遣いあい、そこには優しい時間が流れます。
それがなんとも心地よい事。
何かを達成して得られる心地よさとは『違う』心地よさを実感できます。
以上のことから、僕は結婚式をする事をおすすめします。
現在式を挙げるか迷っている30代の方、ぜひ挙げてください。
たくさんの気づきを得る事ができます。
その気付きはもしかしたら今までの人生で一番大切な、そして優しい気づきかもしれません。
追伸。失敗は最高の思い出になる。
ちなみに僕は歓迎スピーチをしたわけですが、緊張のあまりセリフはぶっ飛び、頭は真っ白になりました。
その結果、笑いに走り、失笑と共に凍り付く空気。
そう、スベりましたよ。
歓迎スピーチは度緊張の中一発目の素面でのスピーチ。
会場の空気は『緊張とさぐり』の為みんなの目線がピリピリ肌に突き刺さります。
若干会場も明るい為、ゲスト全員の顔がこちらからも見えちゃうんです。
逆に、結びのスピーチは会場は暗く、強い逆光に照らされるのでゲストは見えません。だから緊張しにくいかな。
ご参考までに。
さて、今回はこの辺で終わり。
いつも読んでくれてあざす!
今回は式を挙げた翌日の心境を語ってみました。
数値的根拠は一切無いのでそういうのが好きな人はスルーしてください。
ではまた。
【PR】
【PR】
【PR】