【30代の転職】本当の勝負は入社から3か月間
皆さんこんにちわ。はじめましてヤタ氏です。東京の池袋で会社副社長を務めております。
僕自身、30代で4回の転職を経験し、転職先で知り合った友人と起業して今に至ります。その経験から学んだことをアウトプットしようかと思います。うっかり、皆さんの転職がうまくいくきっかけになれば嬉しいです。
さて今回書く内容は、新たな職場の初日~3ヶ月の間でマジでやったほうが良い事を記していこうと思います。
職探しや面接みたいなやつは、プロの方々がたくさん情報を公開してくれているけれど、新しい職場での心構えや働き方なんかは『あとは自分で頑張ってちょ』みたいな感じで、本人に投げちゃってるものがほとんどなので、違った確度から語ってみようかなと思うわけであります。
(※約5600字あります。たぶん7分あれば読めます。)
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転職の真のゴールは定着と活躍
まず最初にお伝えしておかなければならないのが、僕が考える転職は、新しい会社の入社を決めるまでがゴールでは無いということ。
本当のゴールは、短くても一年はその会社で働き、いくらかの成果を出し、新しい仲間を見つけ、新しいコミュニティに所属し、且つ、その職場でのキャリアパスを築く事です。新しい職場を見つけて入社することなんて実は簡単で、一番難しいのがその会社での活躍を前提とした定着。
まじでこれ大事で見落としがち。
その観点から始めていきます。
では、どうやったらそんな理想にたどり着けるのか、近づけるのか。
また、そんなにテンション高い転職じゃない人もいると思います。
夢や目標のため、稼ぎたい目に見える肩書が欲しい、ガンガン上をめざしたいという理想じゃなくてもいい。でも普通に平穏に生きていきたい。そんな感じでもいいんです。肩の力を抜いたっていいんです。
忘れちゃいけないのは、前職よりは良い環境で働きたいってこと。長く続けたいってこと。
だからこそ、入社後の立ち振る舞いや働き方がとっても大切なのは想像できると思います。
忘れないで。入社をゴールにしてはいけない。
誰もが陥る失敗パターンがある
次に、採用側つまりは会社側からの視点でお話をしていきます。みなさんも想像しながら読んでみてください。
中途入社の社員は、全ての既存社員から、即戦力としてハードル高めに見られます。そして本人もそのつもりでモチベーション高く入社してきます。
しかし30代の転職組の多くは、前職の社内ルールや会社の看板によって得られた実績や経験を、純粋に自分の物だと勘違いしています。
ここが転職で失敗する一番のポイント。
新しいルールの下で速攻で成果を出すっていうのはそう簡単なものじゃない。そこでのルールに則り、努力が必要なのは皆さんもお分かりかと思います。しかし、いざ当事者になると自分は努力しなくても成果が出せる!と根拠なき自信をみなぎらせている。自分は前職での経験があるから大丈夫だと。
この状態に陥った中途社員はほとんどうまくいきません。
努力せず、勝手に自身の経験から予測し、勝手に自分ルールに基づき業務を行っていく。だからうまくいかない。うまくいかないから、評価されない。そしてむしろ即戦力なのに…とため息をつかれてしまう。
仮に成果が出せたとしても会社が求めている成果じゃない事もしばしば。
『違うんだよなぁ・・・そこじゃないんだよなぁ』感。
そうなったとき、アナタはきっとこう思うはずです。様々なTOOLや仕組みが整っていない会社が悪いと。
会社は、入社から3ヶ月くらいまでは仕事ができなくても、成果を上げられなくても大目に見てくれます。それなりに社会人経験あるし、人間的にも大人であろうから、そろそろ…ね?という願いを込めて。
この願いと現実のギャップが大きければ大きいほど、周りはひいていきます。この人に関わってはいけないと。
また、入社から半年経つと経営陣も、『そろそろ成果の一つや二つ出してもらわないと』という目つきに変わってきます。
こうなってしまったら、とにかく経営陣が納得する成果を上げなければ評価は永遠に上がることはなく、周りからの目も厳しくなり、知らず知らずのうちに『あれ?私、この会社に居場所ないかも…汗』というルートに入っていきます。
そう。このルートのゴールは自主退社。やっとこさ新しい職場見つけたのに、また新しい職場を探さなきゃならない修羅ルート。
とにかく入社してからすぐに成果を出せばいいんだろ!と鼻息荒くいう人もいますが、成果はそう簡単に出せるものではありません。出せる人は起業するか、水面下でヘッドハンティングされて、転職活動とは無縁のキャリアを送っているはずです。
それが無いから、自力で転職活動しているのが現実なので、そこはグっとこらえて受け入れましょう。
ちなみに、20代をちゃんと真面目に会社に尽くした人ほど、積み上げた経験を成果としてすり替えて考えます。そして自分の無能さを認められずに、歳を取るとともに、周りからの信頼を失っていきます。
こうなってしまうと、周りからは、成果の出せない、言う事を聞かない、態度だけは一人前の無能子供おじさんとレッテルを貼られるので、挽回するのには相当な苦労が必要になります。
たとえ成果を上げたとしても、『でも性格悪いよね』だとか『これくらいで取り返したと思うなよ』というような地獄のような空気は変わりません。
つらつら書きましたがまとめると
・ついつい自分ルールで仕事を進めてしまう
・与えられた課題をやってこない
・ついつい20代には先輩面してしまう
・入社当初の周りの緩い空気に甘えて怠けてしまう
要は謙虚じゃないし努力しない。
だから成果が上がらない(会社貢献できていない)
そして、既存社員に評判を聞くと一人も擁護する人がいないという最悪の状態。この状態こそ、誰もが陥る可能性がある転職失敗のパターンなのです。
僕が実際に行った行動の成功例
では僕が実際に新しい職場で行った事を挙げていきます。
成功した実例なので皆さんも取り入れてみてください。
こんなところでしょうか。
ノウハウ系いっさい無し!
これを3ヶ月くらい続けていると、「この人社会人経験あるし、30代なのにめちゃめちゃ謙虚で努力家じゃん」って勝手に思われ始めます。
不思議ですよね。成果を出していないのに、尊敬され始めるんです。社内の懇親会などでは、自分の知らないところで尊敬する社員として名前があがり始めたり。
経営陣からしたら本当にびっくりします。成果も何も出していない中途採用の社員が、3ヶ月~半年足らずで尊敬される社員として名前があがるのですから。いったいどんな奴なんだ?と注目されるようになります。
この状態が30代の転職組は理想といえます。
やることリストとして書き出すと結構多い感じしますが、そんなことありません。基本的には自分が会社の一番新しい新人で、謙虚に、人として30代の大人の立ち振る舞いをすれば、この辺りは割と簡単にできるかと思います。
逆に無邪気な少年感の元気さはマイナスに働くので注意。あの人こどオジじゃん(子供おじさんの略)なんて陰口言われちゃいます。
なんだそんなことか。そんなの当然じゃん!なんて思う人もいるかもしれませんが、そういう人ほどできません!断言します。
僕は、採用側として何人もの転職者を迎え入れてきましたが、これができない人が、ことごとく成果も出せず、誰にも尊敬されず、誰にもかばってもらえず辞めていきました。
自分がめちゃめちゃプライドが高く、傲慢で、怠惰であることに気づいていない。外から見ると、本当にそんな人いるの?そんなやつヤバくね?なんて他人ごとに思えますが、これが現実でした。
せっかく勇気を出して、次こそは!なんて意気込んで転職したのに、こんな感じで退職ルートに入っていくのってめちゃめちゃ悔しくないですか?成果ではなく人間性でその職場に居場所が無くなる事ほど無駄だと思うのです。
だって自分のさじ加減で変えられる部分じゃないですか。だからこそ、僕はそんなふうになってほしくない。
ぜひ試してみてください。
前職や過去の『経験』はどこで活かすのか
くどいようですが、30代で転職する人の多くは、新天地ではまったくの無能です。成果を速攻で出して周りを黙らせ、納得させ、尊敬させるのはほぼ不可能。
面接時に『前職の経験を活かして御社に貢献したい』的なこと言うじゃないですか。でも実際は、社内の人間関係を構築してからが、前職の経験を活かすタイミングになります。
だって、なんやかんや言っても、会社は人間関係で成り立っていますから。
入社したての中途採用者が、いきなり主張を始めたら周りはどう思うでしょうか。たとえ正論だったとしてもいい気はしないですよね。
だからこそ、社内の人間関係をできるだけ早く掌握し、自分が輪の中心に入っているかがその後の社内キャリアに大きく響くことになるのです。
チームの中心に入っているといい事ばかりが起こります。
まず、みんなが自分を助けてくれるようになります。成果が出なくて苦労しているとき、経営陣から評価が低いときはみんなが成果を出せるように、評価が上がるように働きかけてくれるのです。
営業部門なら、契約になりそうな角度の高い商談に行かせてくれるし、評価なら、経営陣を交えた幹部会議でフォローしてくれます。
みんなが自分を生かそうと動いてくれるのです。
そんな姿を見るから自分もそれに応えようと頑張る。だから成果が上がる。というようにプラスのスパイラルに入っていきます。
このプラスのスパイラルに入った時こそ、前職(過去)の経験を活かす時なのです。
この状態では、ある程度信頼を勝ち取っているので、聞き入れてくれやすい。協力体制ができているから、何だかんだあってもうまくいく。
※ただし、まったくそのまま経験をトレースして活かすのではなく、その会社にカスタマイズして活かすように。
マジでうまくいくし、みんなに感謝されます。
あ、ちなみにですが、めちゃめちゃ大切なことを言います。
この一連の流れは半年以内で創り出してください。
でないと試用期間(最大6か月のところが多いので)で契約満了という事実上の解雇が待っています。
一日一日を大切にギュツと詰めて頑張りましょう。
実際僕はめちゃめちゃ感謝されました。
入社半年ほどで、配属先店舗の8割の社員から『尊敬する人はヤタ氏さん』と言われていました。
良好な職場環境を手にした先に
さて、順調に良好な職場環境に育った後、何が起こるのか。僕の実例をご紹介します。
『ぜんぜん成果は出せていないのに、何故か人望があるヤタ氏』になれたのが中途入社から約半年。そのあたりで僕と同い年の中途採用者が入社してきます。その人は、起業前提で業界を勉強しに入社してきました。そしてわずか1ヶ月で社内No1の営業成績を収めて3ヶ月くらいで会社を去っていきました。
実は、その人との出会いが、僕の人生を変えた瞬間でした。
彼は営業に関しては文句なしの実力者。どんな商材でも売れる。そして20代の頃から会社経営をしていた生粋の社長でした。その人と数回飲みに行っているうちに、なんなら一緒に起業しないか?と誘いを受けたのです。
仕組みづくり、人間関係構築、マネジメントなど内部管理能力に長けている人を探していたとのこと。
のらりくらり生きていた僕が、いきなり起業だなんて最初はビビッてお断りしたんだけど、その後やっぱり一緒にやろう!と僕から誘い直した記憶があります。
こうして僕は彼と起業し、現在副社長として会社経営に携わっています。
なぜ一緒に起業しようと思ったか?みたいな話はまた別の機会にでも。
今だから言えますが、これが転職の醍醐味なんだなぁと。
いち社員が出会いにより、起業し、一気にステップアップしてしまう。
もともと僕は起業願望は全くなく、やるなら個人事業と決めていたし、いつかできればいいかなぁくらいの淡い気持ちでした。
しかし出会いによってこんなにもあっさりと人生の歯車は回っていくものかと実感しています。
と、どこか聞いたことあるような名言ポエムのように語っておきます(笑)
いま、転職活動をしている30代のみなさんや、すでに転職先を決めているみなさんも、もしかしたらその先には人生を劇的に好転させる出会いが待っているかもしれない。
平凡だった人生が劇的に好転する出会いがあるかもしれない。
世界を変える出会いが待っているかもしれない。
それが30代の転職なのかなって僕は思ってます。
わりとガチのマジで。
という事で今回はこの辺でおしまい。
僕は、すべての30代で転職を考えている人、転職活動中の人を応援しています。
がんばりましょ。
最後まで読んでくれてありがとう!
またね!
お願い(フル土下座)
おい!ヤタ氏!いい事書くじゃん!ってちょっとでも思ってくれた方、ツイッターやってますので是非フォローお願いくださいまし。
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